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03 October 2015 @ 09:19 pm
Saving Mr. Banks  
1964年の公開以来、フィール・グッド・ムービーの最高傑作の一つとして楽しまれてきた『メリー・ポピンズ』。『Saving Mr. Banks』
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そんなウォルト・ディズニーとパメラ・トラバースとの間の“激しい関係”について少し和らげて楽しくコミカルに描いた作品が『Saving Mr. Banks』だ。
『ウォルト・ディズニーの約束』感想、傑作ゆえにパメラ・トラバースの過去と『メリー・ポピンズ』の映画化への苦渋の選択に胸が苦しくなる。

 『メリー・ポピンズ』映画を観ると、トラバースという女性作家の気難しさ、彼女の心の奥深くに潜む屈折した部分がどこから派生したものなのかが理解できる。彼女のオーストラリアでの生い立ちを描いた、映画の中のもう1つの映画も面白い。トラバースの美化された思い出の中で、父親を演るコリン・ファレルも上手い。トラバースが一生慕い続けた42歳で他界したアイルランド出身の薄幸な父親は、優しくハンサムな詩人のように子供の目には映っていた。実はアルコール依存症で責任感に欠け、家庭を経済困窮のどん底に引き落とす原因となったダメ男なのだが、その両面を上手く演じ分けている。